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【トモーニ教室コラム No.17】
探究学習ってなに? ~小学生にこそ必要な“問い続ける力”~

「探究学習」という言葉を、最近よく耳にしませんか? 2020年度から新しくなった学習指導要領でも柱の一つとして掲げられ、これからの時代に欠かせない学び方として注目されています。

「でも、具体的にどんなことをするの?」「ドリルや漢字の勉強と何が違うの?」

そんな保護者の皆さまの疑問に、分かりやすくお答えしていきます。

 

 

 

 

 

 

1.探究学習ってなんだろう

◆ 探究学習とは

探究学習とは、一言でいえば「子どもが自ら問いを見つけ、その答えを自分で探しにいく学習」です。

具体的には、主に以下のサイクルで進められます。

  1. 課題の設定:身の回りのできごとから「どうしてだろう?」という自分だけの問いを立てます。
  2. 情報の収集:問いの答えを探すために、本やインターネットで調べたり、人に話を聞いたりします。
  3. 整理・分析:集めた情報を仲間と共有し、「何が言えるか」「原因は何か」を話し合い、考えをまとめます。
  4. まとめ・表現:分かったことや考えたことを、新聞やポスターなどで発表します。

 

この「答えの創り方を学ぶ」プロセスそのものが、探究学習の正体です。

 

◆ 探究学習とこれまでの学習の違い

探究学習を理解する一番の近道は、これまでの学習と比べてみることです。一番の違いは「学びのスタート地点」と「ゴール」にあります。

  • これまでの学習
    • スタート:「これはリンゴです」と、先生が答えを教えることから始まります。
    • ゴール:「リンゴ」という知識を、テストで正確に書けるように覚えることが目標です。
  • 探究学習
    • スタート:「この赤い果物は何だろう?」と、子どもが疑問に思うことから始まります。
      • ゴール:「どうやって育つのかな?」「他の果物と何が違う?」と自分で調べ、自分なりの発見をし、考えをまとめて発表することが目標です。

つまり、探究学習とは、答えを覚える学習から、
「答えの創り方を学ぶ」学習へと進化したスタイルなのです。

子どもたちが学習の主役となり、先生は知識を教える人から、
子どもの発見をサポートする「伴走者」へと役割が変わります。

 

◆ 求められる背景

では、なぜ今、この探究学習が重要なのでしょうか。
その背景には、私たちの社会を取り巻く大きな変化があります。

  • AI(人工知能)の進化
    たくさんの知識を正確に記憶することは、AIやコンピューターが得意な分野です。これからの人間に求められるのは、その知識をどう活用して、新しいものを創り出したり、社会の問題を解決したりするかという「考える力」です。
  • 予測できない未来
    グローバル化が進み、社会はめまぐるしく変化しています。将来、子どもたちがどんな課題に直面するのか、誰も正確には予測できません。そのため、教科書には載っていない未知の問題に対しても、自分自身で考えて乗り越えていく力が必要不可欠になります。

探究学習で育まれる「問い続ける力」は、
このような時代をたくましく生き抜くための羅針盤となるのです。

 

 

 

2.具体的にはどんな学習をしているのだろう

「理論は分かったけれど、一体どんな授業になるの?」と、
すぐにはイメージが湧きにくいかもしれません。

探究学習のテーマは、机の上だけで見つけるものではなく、
実は子どもたちのすぐ身の回りに、宝物のように隠されています。
学校生活での「なんで?」
通学路で見つけた「ふしぎ」
お家での素朴な「知りたい!」など、
あらゆる好奇心が学びの入り口になります。

これからご紹介する事例のように、子どもたちは自分たちの生活と学びを結びつけ、小さな探偵や研究者のように目を輝かせながら、答えのない問題に挑戦していくのです。

 

 

◆探究学習の事例を紹介

事例1:『給食の食べ残しをなくそう!』プロジェクト

  • 問い(課題):「どうして毎日たくさんの食べ残しが出るんだろう? どうすればみんなが気持ちよく完食できるかな?」
  • 活動内容:クラスの食べ残し量を記録してグラフにしたり、全校生徒にアンケートをとったりして原因を分析。「この野菜を美味しく食べるには?」をテーマに新しいレシピを考案し、ポスターで発表・提案します。

事例2:『私たちの町の安全マップを作ろう!』

  • 問い(課題):「私たちの通学路には、どんな危険が隠れているんだろう? 小さい子たちにも分かるように伝えたい!」
  • 活動内容:実際に町を歩いて危険な場所を調査。地域の人にインタビューも行います。集めた情報を地図に落とし込み、「あんぜんマップ」として作成し、新1年生の教室に届けたりします。

事例3:食卓が水族館に!?『チリメンモンスター』を探せ!

  • 問い(課題):「いつも食べている『ちりめんじゃこ』の中には、イワシの子ども以外の生き物がいるのかな? どんな種類がいるんだろう?」
  • 活動内容:「チリメンモンスター(ちりモン)」の呼び名で知られるこの探究は、大阪府岸和田市の「きしわだ自然資料館」が広めた活動で、全国の学校で実践されています。子どもたちは、ちりめんじゃこの中からタコやエビ、タツノオトシゴの子どもなどを探し出し、図鑑やタブレットで正体を調べます。見つけた生き物を分類・記録することで、海の生物の多様性を実感として学びます。

3.トモーニロボットプログラミング教室のご紹介

トモーニの授業では、まさにこの探究学習の教育方法が様々なコースで活用されています。

例えば、「LEGO」「マインクラフト」のコースでは、
「どうすれば思い通りの作品が作れるだろう?」という問いから始まり、
試行錯誤を繰り返しながら自分だけの世界を創造します。

「理科実験」コースでは、
「なぜこうなるんだろう?」という知的好奇心を大切に、
仮説と検証を繰り返します。

このように、トモーニロボットプログラミング教室では探求学習を通じて、
「論理的思考力」「想像力」「行動力」「問題解決力」を身に着けることができるため、
守口・門真近郊で、ご興味のある方は是非一度イベントや体験授業ご参加ください。

LEGOマインクラフトを始めとした、
小学生でも取り組みやすい教材で、
お子さまがプログラミングに触れあう「はじめの一歩」を手助けします。

各コース詳細や無料体験授業に付いてはLINEからチェックできます。

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